階段がもたらす情緒。

私たちは、どこかに自分の居場所が必要です。学校や職場もちろん家にも・・・それぞれ、どこかに心地いい居場所がほしい。

それが学校の部室であったり、会社の屋上であったり、一人で落ち着ける居場所、ぼうーっとしたり考え込んだりする居場所がほしい。

スターバックスの元社長さんの本にこんなことが書かれていました。スターバックスは、家と会社以外の居場所であると。

もしあなたがビジネスや旅行で知らない街に行った時。言葉も通じない国で仕事も上手くいかず心細く不安に駆られた時。スターバックスの見慣れたロゴは、あなたをホッとさせるでしょう。

「そんな存在でありたい」、というようなことが書かれていました。

心地いい居場所とは心地よくさせる環境が必要ですよね。住まいの場合は、しかけが必要です。たとえば京都の町家の坪庭とか中庭とか・・・

日本には本来壁に絵画をかけたり、彫刻を置いたりする風習は根ずいていませんでしたが、坪庭などで外との繋がりを感じる工夫は随所に見られます。

私もずいぶん坪庭やリビングから眺める庭を提案してきましたが、これらは床面積に強く影響するので採用されないケースもしばしばでした。なのでもう一つこだわっていたのが階段でした。

スキップフロアが好きなのも、階段がもたらす情緒があるからです。こちらをご覧ください。

 
たった2段のスキップ・・・あの段差に腰かけるのです。シンメトリーデザインをまたにかける階段。ココは居場所になると思います。

毎日上がったり下りたり繰り返す階段、思い出にも残るような
階段をいつも思い描いていました。

もうじきSKIP&PIT HOUSEにも、一部屋に階段が二つずつ施されます。居場所となり思い出となるよう考えたものです。どうぞ階段の完成をお楽しみに。。。
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